求人募集の効率を上げたい企業の採用担当者の方で、Indeed PLUS(インディードプラス)はご存知でしょうか。
Indeed PLUS(インディードプラス)は、1回の投稿で複数の主要求人サイトに同時掲載できるプラットフォームです。
本記事では、Indeed PLUS(インディードプラス)の仕組みや効果的な利用方法、従来のIndeedとの違いなどをご紹介していきます。
- Indeed PLUSの基本的な仕組みと利用方法
- 従来のIndeedとIndeed PLUSの違い
- Indeed PLUSを活用した効果的な求人戦略のポイント
1.Indeed PLUS(インディードプラス)とは?
Indeed PLUS(インディードプラス)は、求人情報を広範囲に届けるための最新の求人配信プラットフォームです。
求人広告の効率を高めるために複数の求人サイトを活用することがありますが、そのようなときはIndeed PLUS が便利です。
Indeedと複数の求人サイトが連携できる
Indeedに求人を掲載するだけで、タウンワークやリクナビNEXTなど、連携する求人サイトにも自動で反映され、より多くの求職者にアプローチ可能です。これにより、適切な人材との出会いの確率が向上します。
また、予算や応募者管理も1か所で行えて、複数の営業所で採用するドライバーなど、ノンデスク業界の求人を管理するのも簡単になります。
さまざまなサイトで求人情報を効率良く拡散することで、運輸や建設、製造、小売、自動車、警備など、ノンデスク業界特有の求職者に的確にアプローチできます。これにより、応募数の最大化が期待できます。
国内の主要求人サイトユーザーの最大70%にリーチできる
- Indeed
- タウンワーク
- フロム・エー ナビ
- リクナビNEXT
- はたらいく
- とらばーゆ
- リクナビ派遣
上記の主な求人サイトと提携しており、国内の求職者の最大70%にアプローチすることが可能です。
これにより、幅広い求職者層に求人情報を届けることができるため、より多くの応募を引き寄せるチャンスが広がります。
しかも、今後さらに多くの連携メディアが追加される見込みです。
予算や応募者管理は一括対応できる
複数の求人サイトのパフォーマンスを、ひとつのダッシュボードで可視化できます。
これにより、各サイトの成果を総合的に比較できるため、どのサイトが最も効果的かを把握し、データに基づいたより効率的な求人戦略を立てることが可能になります。
参照:【公式】Indeed PLUSとは?メリットや料金、利用方法について
2.Indeed PLUS(インディードプラス)の料金
すべての連携求人サイトにおいて、求人に応募者がクリックしたときのみ費用が発生するクリック課金制が採用されています。
つまり、求人が表示されただけでは料金は発生せず、実際に求職者が興味を持ってクリックした場合にのみ費用がかかる仕組みです。
クリック課金について
求人広告費用は、求人に応募者が興味を示してクリックした回数に応じて決まります。1クリックあたりの料金(クリック単価)に、クリックされた回数をかけて算出されます。
例えば、1回のクリックが100円だとすると、300回クリックされた場合、合計で3万円の費用がかかることになります。
クリック単価の決まり方について
1クリックあたりの料金(クリック単価)は、AIが求人の状況を常に分析し、最適なクリック単価を自動で調整します。
これにより、求人のパフォーマンスを最大限に引き出しながら、無駄な費用を最小限に抑えられます。
AIによる自動調整により、手動での調整作業を省け、管理の手間も大幅に軽減します。結果として、よりスムーズかつ効果的な広告運用が実現します。
求人広告の上限予算の設定について
Indeedでは、広告費の上限を事前に設定できます。これにより、予算を超える想定外の費用が発生するのを防ぎ、安心して求人広告を運用することが可能です。
設定した上限額を超えることはないため、クリック数が増えても予算内での運用が確保されます。
この機能を活用することで、費用対効果を見極めながら、効果的な広告運用が実現できます。
▼Indeed有料掲載の詳細について知りたい方はこちら
3.Indeed PLUS(インディードプラス)の利用方法
Indeedを活用している企業にとって特別な手続きは不要です。すでにIndeedに投稿している求人のうち、一定の条件を満たすものは、自動的にIndeed PLUSに掲載されます。
また、ご利用中のATS(直訳:応募者追跡システム。採用管理システムを指す)と連携することで、よりスムーズに求人投稿や予算設定を行えます。
Indeedの運用代理店から掲載する方法
Indeedの運用代理店を通じてもサービスの利用が可能です。
「広告運用に自信がない」「初めてIndeedに掲載するので不安」という場合でも、運用代理店を利用することで、Indeedの効果を最大限に引き出すサポートを受けられます。
代理店は、広告の設定から運用、効果測定まで幅広くサポートし、効率的な求人広告運用を可能にします。
Indeed PLUSの効果をアップさせるポイント
求職者のデータに基づき、最適な求人サイトへ自動マッチングします。そのため、求人情報が具体的かつ明確であれば、より多くの人材に求人を届けられる可能性が高まります。
ひとつの求人はひとつの職種に特化させ、求める人物像を具体的に記載しましょう。
例えば、「タクシードライバー」と一言で書くのではなく、「観光タクシードライバー」といったように、仕事内容を具体的に示すことで、よりピンポイントな人材にアプローチできます。
4.Indeed PLUSのメリット
利用により得られるメリットは以下の3点です。これにより、さらに多くの応募を集め、採用効率を大幅にアップさせられます。
より多くの人材にリーチ
Indeed PLUSは、国内の主要求人サイトにあなたの求人を自動的に掲載し、最大70%の求職者にリーチできる画期的なサービスです。
ドライバーなどノンデスク業界の求人では、応募条件に資格が含まれていることが多く、応募できる人が限られています。そのため、リーチできる母集団が多いのは非常に魅力的です。
特定のターゲット層にアプローチしたい場合、Indeed PLUSは効率的な採用活動を実現します。手間をかけずに、より多くの応募を集めたいと考える企業にとって、最適なソリューションです。
求人メディアの垣根を超える
複数の求人媒体に求人を掲載する場合、それぞれの媒体に合わせた原稿作成や手続きが必要となり、採用担当者の負担は大きいものでした。
Indeed PLUSは、一度の投稿で複数の求人サイトに最適な形で掲載されるため、採用担当者の業務効率を大幅に改善します。
その結果、さらに多くの求職者とつながり、最適な人材を見つけ出すことに集中できます。
シンプルかつ迅速な採用が期待できる
これまで、複数の求人媒体を利用する場合、それぞれの媒体で予算管理や応募者の管理が必要となるため、非常に手間がかかっていました。
Indeed PLUSでは、Indeedや連携ATS上で一元的に管理できるため、広告運用の効率が飛躍的に向上します。
応募書類も統一されたフォーマットで管理できるため、採用担当者の負担を軽減し、よりスムーズな採用活動を実現できます。
5.Indeed PLUS(インディードプラス)とIndeed(インディード)の違い
「Indeed PLUSとIndeedの違いって何?」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
実は、両者の求人情報の入力方法や応募管理の仕組みは非常に似ています。しかし、大きな違いとして挙げられるのが、Indeed PLUSでは一度求人情報を入力すれば、複数の求人サイトに自動的に同時掲載できる点です。
これにより、より広範囲にわたって効率的に求職者にアプローチできます。
言い換えれば、Indeed PLUSは通常のIndeedの基本機能をさらに強化し、求人掲載の手間を大幅に軽減したサービスです。
求人数が多い企業や多様なサイトでの露出を希望する企業にとって、Indeed PLUSは強力なツールとなります。
従来のIndeedとIndeed PLUSの比較
項目 | 従来のIndeed | Indeed PLUS |
---|---|---|
掲載方法 | Indeedまたは連携ATSで投稿 | Indeedまたは連携ATSで投稿 |
配信範囲 | Indeedのサイト内のみ | Indeedと連携している複数の求人サイト (例:リクナビNEXT、タウンワークなど) |
ターゲット層 | Indeedを利用している求職者 | Indeedと連携している複数の求人サイトを利用している幅広い求職者 |
課金方式 | 一般的に無料(有料プランもあり) | クリック課金制 (求職者が求人にクリックした際に費用が発生) |
管理画面 | Indeedの管理画面で応募者情報を確認 | Indeedの管理画面で、連携しているすべての求人サイトの応募者情報を一元管理 |
特徴 | 求人情報を多くの人に届けたい場合に有効 | 幅広い求職者に効率的にアプローチしたい場合に有効 |
6.Indeed PLUSを活用して採用を加速しよう
Indeed PLUSは、求人活動の効率を劇的に向上させる可能性があります。
複数の求人サイトへの同時掲載、一元管理による業務効率化、そして幅広い求職者層へのアプローチが実現できます。
採用に課題を抱える企業にとって、Indeed PLUSは新たな可能性となるでしょう。効果的な人材獲得の第一歩として、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。