タクシードライバーの求人を探すなら、一般的な求人サイトだけでなく、タクシー専門の求人サイトの利用がおすすめです。
専門サイトならではの特徴やメリットを活かして、効率的に希望の求人を見つけましょう。
- タクシー専門求人サイトの特徴とメリット
- 掲載先の求人サイトを選ぶポイント
- おすすめのタクシー専門求人サイトと一般求人サイト
1.タクシー専門の「求人サイト」とは?
求人サイトのなかには、タクシー業界だけに特化したものがあります。
ここでは、タクシー専門の求人サイトとはどのようなものなのかを、サイトの特徴や掲載するメリットなどに触れながら解説します。
タクシー専門求人サイトの特徴
一般的な求人サイトと、タクシー専門求人サイトの最も大きな違いは、「求人の内容とユーザー数」です。
一般的な求人サイトはすべての求職者を対象にしているため、業種や職種の内容が多く、幅広くなっています。
一方で、タクシー専門求人サイトでは、タクシードライバーや運行管理者などのタクシー業界に特化した求人情報のみが掲載されています。
タクシー専門求人サイトに比べれば、一般的な求人サイトの方が対象となる求職者の数が多い分、アクセス数、ユーザー数ともに多く、サイトを通じた応募者数も桁違いです。
しかし、タクシー専門求人サイトは一般的な求人サイトに比べてアクセス数は少ないものの、インタビュー記事やコラム、詳細な企業情報など、業界に特化した詳細な作り込みができるので、より求人条件にマッチした人材からのアクセスや実際の応募が期待できます。
検索機能を利用する際も、業界特有の条件で絞り込めるため、求職者は希望の求人にアクセスしやすく、マッチングの精度も高まります。
タクシー専門求人サイトのなかには、募集だけでなく採用後の教育研修まで提供する求人サイトもあります。
このサービスを利用すれば、企業は採用活動全般の時間と手間を節約でき、教育制度がそこまで充実していなくても積極的に採用活動を行えます。
また、タクシーに限らず、業界特化型の求人サイトに多く見られるのが、未経験者向けの相談窓口や入社祝い金などのサイト独自のサポート・特典が用意されていることです。これらによって、求職者の就職・転職をあと押ししてくれます。
タクシー専門求人サイトに掲載するメリット
まずあげられるのが、多くのタクシー志望の求職者に自社の求人情報を届けられ、一般的な求人サイトと比べるとターゲットによりリーチしやすく、採用を効率化できる点です。
絞り込まれたターゲットに対して魅力的な情報を提示できるので、ターゲットに対する訴求力が高く、即戦力人材の確保にも有利です。
さらに、タクシー専門求人サイトに求人情報を掲載すれば、一般求人サイトに比べて高いマッチング精度が期待できます。
その結果、一人あたりの採用コストを抑えられ、採用活動そのものも効率化できます。
そのほかにも、業界内での認知度が高まり、ブランドイメージの向上が期待できる点や、上述したサイト独自のサポートや特典、キャンペーンなどを利用して、求職者によりアピールできる点もメリットです。
2.求人サイトの掲載先を選ぶポイント
どの求人サイトに掲載するか。その選択には、料金体系、サイトの規模とアクセス数を考慮し、採用したい人材像に合わせて特化型サイトを活用することが重要です。
特にタクシー業界向けの機能を持つサイトを選ぶことで、より効果的な採用活動が期待できるでしょう。
以下で詳しく解説していきます。
掲載料金の仕組みについて
これらはいずれも採用活動のコストパフォーマンス(費用対効果)を大きく左右する重要な要素です。
掲載料金のかからない無料のサイトもありますが、使用できる機能に制限がある場合が多いため、有料サービスを利用するのがおすすめです。
求人サイトの料金体系には掲載課金型、クリック課金型、成果報酬型があります。
掲載課金型は広告を掲載した時点で費用が発生します。クリック課金型は応募に関係なく、求職者がクリックすると費用が発生します。
成果報酬型は応募課金型と採用課金型に分かれます。どちらも広告掲載は無料ですが、応募課金型は求職者が応募した時点で費用が発生、採用課金型は採用が決まった時点で費用が発生します。
料金形態 | 課金タイミング |
---|---|
掲載課金型 | 広告掲載時 |
クリック課金型 | 求職者のクリック時 |
成果報酬型① 応募課金型 | 求職者の応募時 |
成果報酬型② 採用課金型 | 採用決定時 |
それぞれにメリット・デメリットがあるので、どのような形の料金体系を選ぶのかは、予算や採用コストの上限などをよく考慮したうえで、最適な種類を選択することが重要です。
掲載期間も重要です。たとえば、短期決戦で即戦力重視の人材獲得を狙うのか、多少は長期戦になってしまっても、将来的に自社の幹部候補となれるような人材を獲得したいのかでは、必要な掲載期間は異なります。
採用するにあたり、どのような人材を求めるのか、方針をきちんと定めたうえで採用活動を進める必要があります。
サイトの規模とアクセス数の関係
サイトの規模とアクセス数は、一般的には大きければ大きいほど、多ければ多いほど、求人に有利であることは間違いありません。
しかし、サイトによっては全国規模で大きく展開しているところもあれば、ある一定地域を中心に展開している小規模なところもあります。
特定地域からの応募を求めているのであれば、たとえ小規模展開であっても、その地域に強いサイトの方が、より条件に合った応募者が多い可能性もあります。
そのため、必ずしも大きいサイトの方がよいとは言い切れません。
採用したい人物像が多く登録しているサイトを使う
サイトによって、ユーザー層や求職者の状態は大きく異なります。
同じタクシー業界への就職・転職を目指す求職者サイトであっても、サイトによっては未経験者からの募集が多く含まれていたり、経験者が中心だったり、ベテランの即戦力募集が中心だったりと、さまざまです。
掲載を検討している求人サイトが、どのようなユーザーを中心に訴求しているのか、どのような求職者を重視しているのかは、事前に確認する必要があります。
タクシー業界に特化した機能があるか
求人側の企業にどのような機能が提供されているのかも、サイト選びの重要なポイントです。
たとえば一般的なサイトには、求人側から求職者側に応募打診ができる「スカウトメール」機能や、サイト上でWeb面接ができる機能、応募者の一覧をリスト化できる機能などが多く見受けられますが、これらはもちろんタクシー業界に特化したサイトにも有効です。
そのほか勤務地や勤務形態(昼勤・夜勤など)、給与体系(歩合制・固定給)、必要な免許の有無、福利厚生など業界特有の条件掲載が確保されているのか、これらの条件で求人を絞り込めるのか、企業が伝えたいメッセージを記入できるスペースがあるか、なども大きな判断材料です。
3.タクシー専門求人サイト7選
ここでは、おすすめのタクシー専門求人サイトを、サイトの特徴、掲載求人数、掲載料金の情報とともに紹介します。
(※掲載情報はすべて2024年8月末時点のものです)
転職道.com
転職道.comは、「全国版」「東京版」「神奈川版」「大阪版」の4つのサイトがあります。
24時間受付の無料転職相談、採用担当者に直接質問できたり過去の質問回答を閲覧できたりする「タクシー知恵袋」が役立ちます。
- PV数:不明
- 掲載求人数:約600件
- 掲載企画
タクシー市場調査、タクシー企業ブログ、タクシーメディア(コラム)、注目のタクシー会社など - 掲載料金:要問い合わせ
- URL:https://www.tenshokudou.com
タクQ
コンサルタントには大手タクシー会社出身のスタッフが対応、求職者には業界を熟知した、きめ細かい支援が期待できます。
タクQを通じて応募したタクシー会社へ面接に行った場合、要した交通費を支給してくれます。
- PV数:不明
- 掲載求人数:約500件
- 掲載企画:タクQ転職体験談、コラム、利用者の声など
- 掲載料金:要問い合わせ
- URL:https://www.taxi-qjin.com
タクルート
「国内最大級のタクシー求人情報サイト」を謳っています。採用課金型を導入しており、採用決定後に料金が発生する仕組みです。
応募者には採用後最大23万円のお祝い金が支給されます。また、ドライバーの勤務体系や給与などのコラムも充実しています。
- PV数:不明
- 掲載求人数:約1,500件
- 掲載企画
働きやすい職場特集、タクシーコラム、おすすめのドライバー求人、タクシー業界のいろはなど - 掲載料金:要問い合わせ
- URL:https://www.tr16.jp
ドライバーズワーク
大手から地域密着型の中小企業まで、多方面から検索できます。
また、「二種免許取得支援あり」「保証人不要」などの条件でも求人を検索できます。キャリアアドバイザーが書類作成や面接対策などのアドバイスをしてくれ、場合によっては諸条件の交渉も代行してくれます。
- PV数:不明
- 掲載求人数:約1,500件
- 掲載企画
タクノート、転職成功ガイド、タクシー業界情報など - 掲載料金:要問い合わせ
- URL:https://www.drivers-work.com
P-CHAN TAXI(ピーチャンタクシー)
創業61年の人材サービス企業に属するタクシー専門転職支援サービスで、年間の転職相談件数は1万件以上を誇ります。
できる限り個々の会社に実際に足を運んで細かな取材を行い、設備やイベント、レクリエーションまで、多彩な情報を掲載しています。
- PV数:不明
- 掲載求人数:約1,200件
- 掲載企画
潜入取材レポート、利用者の声、体験談、タクシー裏事情など - 掲載料金:要問い合わせ
- URL:https://p-chan.jp/taxi/
タクサポ
東京都の求人に特化したサイトです。転職アドバイザーと面接したうえで、ヒアリング内容をもとにアドバイザーが最適だと考えるタクシー会社を紹介してくれます。
求職者には面接先が遠方の場合は渡航費、宿泊費の無料サポートがあります。徹底したアフターサポートで離職率は2%以下(入社後半年間のデータ)を誇ります。
- PV数:不明
- 掲載求人数:不明
- 掲載企画:ユーザーの声(動画)
- 掲載料金:不明
- URL:https://takusapo.taxi-driver.tokyo.jp
タクシーハローワーク
東京エリアが中心で、「日本初のタクシー会社専門の人材求人会社」として20年以上運営、これまでに約1万名以上の実績があります。
また、女性専用の関連求人サイトも運営しています。取り扱い求人数は業界トップクラスを誇り、非公開求人も多数扱っています。
- PV数:不明
- 掲載求人数:600社以上
- 掲載企画:タクシーQ&A、地域情報、体験レポートなど
- 掲載料金:要問い合わせ
- URL:https://www.taxi-sj.com
4.タクシー専門ではないが、おすすめの求人サイト4選
専門サイトではないものの、タクシードライバーの求人を多数含む、おすすめの求人サイトを紹介します。
ドラEVER
「日本最大級のドライバー求人専門サイト」であるドラEVER。ドライバー求人を多く取り扱っており、当然その中にはタクシーの求人も豊富にあります。
ドライバー希望の会員登録数が12万名を突破し、13%の国内シェアを誇ります。追加オプションで、ドローンでの空撮も可能な企業紹介の動画を作成できます。
- PV数:約111万
- 掲載求人数:約2.8万件
- 掲載企画
tiktok特集、運送業界お役立ちコラム、お客様の声など - 掲載料金:要問い合わせ
- URL:https://doraever.jp
indeed
月間UU3.5億以上、評価・口コミ数が10億を誇る、世界最大級の求人検索エンジンです。
履歴書の登録や企業研究の機能を無料提供しており、求職者は求人情報だけでなく、その企業の最新ニュースや出来事まで調べられます。登録されている履歴書は約3億件にも達します。
- PV数:2,500万以上
- 掲載求人数:620万件(日本における月間新規追加求人数)
- 掲載企画
給与調査、企業口コミ、キャリアガイド、面接質問集など - 掲載料金:クリック課金(15円~)型(無料掲載あり)
- URL:https://jp.indeed.com
求人ボックス
全国の仕事・転職・バイト・求人を検索できます。
検索・応募がしやすく、顧客満足度調査(2024年 オリコン顧客満足度®ランキング 求人情報サービス)で1位を獲得。独自の求人統計や求人関連コンテンツが豊富で、月間1千万人以上が利用しています。
- PV数:不明
- 掲載求人数:1,000万件以上
- 掲載企画
人気の求人検索ランキング、適職診断、転職ノウハウ、求人ボックスジャーナルなど - 掲載料金:要問い合わせ
- URL:https://求人ボックス.com
doda
サイト上のチャットで検索、相談することも、キャリアアドバイザーに相談しながら仕事を探すこともできます。
メディカル業界や金融業界などに特化したサイトや、グローバルに活躍したい求職者に、海外、アジア転職に特化した関連サイトもあります。
- PV数:不明
- 掲載求人数:約26万件(公開求人)
- 掲載企画
キャリアタイプ診断、転職Q&A、コラム、インタビュー、データで見る転職など - 掲載料金:要問い合わせ
- URL:https://doda.jp
5.自社にあったタクシー専門の求人サイトを見極めよう
タクシー専門の求人サイトは、業界に特化した情報の豊富さと高い求人マッチング精度が魅力です。
一方、一般的な大手求人サイトは情報量の多さが強みです。自身のニーズに合ったサイトを選んで有効活用し、理想のタクシードライバー求人を見つけてください。